天皇の国史  竹田恒泰

まず初めにこの本は歴代天皇家を中心に日本の成り立ちや歴史について書かれている。

一章

1.日本の神代、先史

神代とは天照や須佐男などが登場する古事記について書かれている。

 

古事記が我々日本人にとっての聖書的存在であることを初めてしりました。

 

日本が最古の国であることは知っていたが、土器や磨製石器の発掘も日本が世界最古であることは初めて知りました。

 

日本は稲作は支那文明に先を越されてしまっているが日本は昔から地形的に食料などに恵まれていたためにたくさんの人がいた形跡が残されている。

この本ではこの時代を岩宿時代と呼ぶそうです。人を岩宿人。約三万年前。

土器の発見からを縄文時代としている。

 

文明としての条件が足らなかっただけで日本の縄文時代が世界最古の文明ではないかと分析されている。

 

縄文人はもともと大陸から文化を持ってきたと考えられていたが、DNA分析によると大陸から渡ってきたのだが、本州に拠点を置きそこから文明を作っていた可能性のが高いのではないかと著者はいっている。アイヌ民族縄文人とオホーツク人の混ざりがあり、800年ほど前に誕生した。沖縄も台湾などから渡ってきたのではと言われてきたらしいが九州から渡っていった縄文人が祖先であることがわかっている。

 

現代の日本人の先祖は岩宿人であり、日本語の元となっているのも縄文語で弥生語になり古代中世、現代日本語になっている。

 

古事記の時代は須佐男が八岐大蛇を倒した時には縄文時代に入っていて、天照の孫にあたる邇邇芸(ニニギ)が降りてきて稲を持って降りてきた頃から弥生時代ではないかと考察している。

邇邇芸が地上に降りてある姉妹と結婚をするのだが姉は美しくなく、送り返してしまったために命が永遠ではなくなってしまう。

これが天皇の先祖が神から人に変わった時である。

邇邇芸の曾孫が神倭伊波礼毘古命神武天皇

である。

 

弥生時代は本格的な稲作が始まった、3000年前から前方後円墳が出現する三世紀初頭までの1200年間の時代である。

 

弥生時代に沖縄と北海道は含まれない。

水田稲作を行っていなかったため。だが本州との交流はどちらもあった。縄文時代の沖縄を前期貝塚時代、弥生時代を後期貝塚時代。北海道は弥生時代を続縄文時代という。

 

弥生時代は邪馬臺国や神武天皇のことなどとても多くの情報が載っているがどの情報も確定的なことが少ない。

卑弥呼は書き記されている。

昔の日本の一年は180日だったのか?

邪馬臺国があったのは九州なのか近畿なのかこの本では九州であろう。

 

日本の古代は判明してないことが少ないので技術の進歩でこれから先どのような発見があるのかがとても楽しみになった。